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数百ページに及ぶサイトの再整理の舞台裏
事業成長とともに発展してきたサイトを全面リニューアル

  • 証券、商品先物取引業
  • 内製化
  • UI/UX向上
  • 運用負荷軽減
  • 情報発信力の強化
  • リード獲得促進
内藤証券株式会社様
内藤証券株式会社様
対面での親しみやすい接客が強みでありながら、その魅力がWebサイトからは伝わっていない——。
内藤証券様は、この課題を出発点に自社サイトを全面リニューアルしました。数百ページ以上のうち半分を自社で内製するという挑戦も含め、プロジェクトを振り返っていただきました。
課題
  • 企業の強みがWebサイトで伝わっていなかった
  • 長年の事業展開に伴いページ数が増え、目的の情報を探しにくくなっていた
  • コンテンツ更新の内製化を進めており、リニューアル後も自社で更新できるようにしたい
  • リニューアル後も従来の運用フローを維持しながらサイトを更新できるようにしたい
こう解決!
  • デザインコンセプトを再設計し、「お客様に寄り添う姿勢」をわかりやすく表現
  • 情報設計を見直し導線を最適化
  • リニューアル対象ページの約半数を内製で制作
  • リニューアル後も従来通りの運用で更新できる仕組みを実現

<お話を伺った方>

内藤証券株式会社 常務執行役員 業務本部長 国際戦略室長 ヤン ヘフティ様
内藤証券株式会社 営業企画部 アシスタントコーディネーター 水幸ゆり様
内藤証券株式会社 AI推進室 サポーター 長井勇輝様

<参加者>

NRIネットコム株式会社 Webデザイン事業部 プロジェクトマネージャー 本元徳明
NRIネットコム株式会社 Webデザイン事業部 Webデザイナー 馬場七海
NRIネットコム株式会社 Webインテグレーション事業部 システムエンジニア 藤村昇矢

(左から)NRIネットコム 本元徳明、藤村昇矢、馬場七海、内藤証券株式会社 常務執行役員 業務本部長 国際戦略室長 ヤン ヘフティ様、営業企画部 アシスタントコーディネーター 水幸ゆり様、AI推進室 サポーター 長井勇輝様

対面での親しみやすい接客という強みが、サイトから伝わっていないという課題

本元:今回のサイトリニューアルは約5年ぶりの刷新と伺っており、デザインや導線などサイト全体を見直す大規模なプロジェクトでした。さまざまな課題もありましたが、皆様と一体となって推進できたことを大変嬉しく思います。

リリースまでの道のりについて、お聞きしたいと思います。

ヘフティ様:内藤証券は創業90年を超える証券会社です。大阪に本社を持ち、支店取引、コールセンター取引、インターネット取引の3チャネルで、個人のお客様の資産形成をお手伝いしています。支店取引を中心に、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供していることが強みです。

公式サイトはこれまでも何度か更新してきました。1世代前のサイトは、日の出証券との合併を機にコーポレートサイト寄りの構成とし、中国株の取扱銘柄数が国内トップレベルという特色から、メインビジュアルに海外の都市の画像を使っていました。

他方で、最近はインターネットで初めて弊社と出会うというお客様も増えています。弊社は「対面サービスにアクセスしやすい」「気軽にアドバイスが受けられる」といった親しみやすい接客が大きな特徴ですが、それが伝わっていないのではないか、と感じるようになりました。そこで自社サイトのデザインを全面リニューアルすることにして、いくつかのベンダーにお声がけしました。

水幸様:プレゼンの際、NRIネットコムさんのご提案は非常にわかりやすく、デザイン案も個人的にとても気に入りました。サポート体制や会社の規模と実績などから総合的に判断し、NRIネットコムさんにお願いすることとなりました。

親しみやすさと信頼感を、配色で両立させる

ヘフティ様:NRIネットコムさんからご提案いただくなかで、こちらが要望を伝える前からニーズや課題を汲み取り、先回りして対応を考えられていたことが多かったと感じています。弊社の現状を的確に読み取って、きめ細やかにフォローする姿勢に「NRIネットコムさんなら、安心してお任せできる」と確信しました。

本元:ご提案にあたって、まず内藤証券様の特長、つまり競合と差別化している部分やお客様の満足度が高い部分はどこにあるのかなど、社内で検討しました。そこで、地域密着の事業展開を軸に、支店取引に注力されていることを中心に据えようという方向性を固め、メインビジュアルには、支店取引のワンシーンのような、お客様とのコミュニケーションがイメージできる写真をご提案しました。

馬場:30~40パターンを用意して何度も練り直し、選び抜いたデザイン案でした。メインビジュアルについては、NRIネットコム社内でかなり議論したことを記憶しています。最終的に、お客様と対面しているシーン、グローバルな投資機会をイメージしたインドの風景、先進性や未来を感じさせるメタリックな写真、相続を表現した家族写真の4画像をスライド形式で表示することにしました。

また、今回のリニューアルでは、内藤証券様の黄色地に赤文字のロゴを使用することもご要件の一つでした。一目で内藤証券様とわかるシンボルをいかにサイト全体のデザインへ調和させるかが、とりわけ熟考を要した部分です。黄色と赤が多い配色にすると、デザイン的にカジュアルな印象が強くなってしまい、お客様の属性に合わなくなってしまいます。配色の比率は特に検討を重ね、「親しみやすさ」と「信頼できる証券会社としての印象」の両立したデザインをご提案しました。

水幸様:複数のデザイン案を提示してくださったので、社内で議論しながら選ぶことができました。リニューアル後のデザインは、社内はもちろん、お客様からも「とても見やすく親しみやすい」と好評です。

ヘフティ様:メインビジュアルにはインドの風景も入れていただきました。弊社では、営業社員が実際に中国やインドへ足を運び、現地の様子や社会情勢を視察したうえで、お客様に外国株式投資のアドバイスをしています。机上の情報だけに頼らないという弊社の姿勢が表れていると思います。

事業の成長とともに増えた数百ページを整理。リニューアル対象の約半分を内製化

水幸様:弊社で数カ月の作業時間を要したのは、旧サイトの情報整理です。5、6年ほど大幅な変更をせず、機能追加の必要があれば、その都度つけ足す“増築”になっていました。そのため、弊社のサイトを初めて訪れたお客様が、知りたい情報にたどり着けないという課題がありました。

長井様:しかも、今回のサイトリニューアルの対象は300ページ以上ありましたが、そのうちの半分は弊社で内製化することにしたのです。NRIネットコムさんと分業するためにも、まずは既存のサイトにあるモジュール、HTML、ファイルなどを整理する必要がありました。

水幸様:今回、プロジェクト・タスク管理ツールのBacklogを使って作業を進めましたが、それぞれのタスクは、担当者レベルでやり取りして進めました。進捗確認やスケジュール管理がしっかり共有できて、非常にやりやすかったと感じています。作業は決して楽ではなかったのですが(苦笑)、NRIネットコムさんに伴走していただいたのは心強かったですね。

長井様:困ったことがあったときの相談もしやすかったです。担当の方との直接やり取りが容易で、タイムラグが少なくスムーズに進行することができました。

本元:システム開発に複数のベンダーが関わっていると、どうしても企業間でのやり取りに時間がかかってしまうケースが多いです。その点、NRIネットコムは、社内にデザイナー、アプリの開発者などが在籍しているため、ワンストップでWebを構築できる体制が整っています。

それぞれの担当者は社内で気軽に意見を交換したり、確認したりしていますので、レスポンスが早く、取りこぼしなく進めることができます。この点は、NRIネットコムの大きな強みだと思います。

今回はリニューアルページの半分を内藤証券様が内製されることになりましたが、協業で役割分担しながら作成するとなると、実はいろいろな調整が必要となり簡単ではありません。内製用のテンプレートを作成して、そのフォーマットに慣れていただく必要がありました。

長井様:いただいたテンプレートのコードを理解するところから始めました。いろいろな方の知識をお借りしながら進め、コーディングだけでなく、ページ構成なども学ぶことが多く、このプロジェクトでスキルアップできたと実感しています。

本元:NRIネットコムにとっても、非常に良い経験でした。コーディングを内製されるお客様のご支援という形で、今後のご提案に生かせそうです。

操作性を変えず、リニューアル後も担当者がスムーズにサイト更新ができる仕組みを

藤村:今回アプリケーションはリニューアル前の機能をそのまま生かし、社内システムとの連携も従来通り運用できるように意識しました。刷新したデザインをシステムに取り込む部分は社内でデザインチームから引き継ぎできるので、連携はスムーズにできました。

動的ページを修正してアップロードする場合、いったんメンテナンス画面に切り替えないといけないケースがあります。しかし、証券会社という業種でサイトを止めるのは極力避けるべきです。そこで動的ページの中であっても、内藤証券様の社内での簡単な修正を可能にするという構造を多数設けました。NRIネットコムの実績のなかでも珍しいケースでした。

長井様:動的ページに組み込まれている重要な機能について、細やかなやり取りで親身になってこちらの要望に対応してくださったことには大変感謝しています。

ヘフティ様:もう一つ大きな変更として、基盤をオンプレミスからクラウド環境に移行しました。

本元:クラウドのほうが月額費用を抑えられますし、サーバーを拡張する際は軽微な操作で完了します。NRIネットコムは、AWSの表彰プログラム選出者数で国内トップクラスの実績を持つパートナー企業でもあり、AWS上にLinuxサーバー環境を構築して運用することをご提案しました。専門知識を持つ得意領域ですから、満足いただけるサポートをご提供できると自負しております。

長井様:NRIネットコムさんはプロジェクトを通して、いつでも相談しやすく、困りごとがあって連絡すると前向きに対応してくださるので、安心して連携できました。

ヘフティ様:一緒にプロジェクトに取り組んでみて、お互いに信頼しながらプロジェクトを進められたことが印象的でした。お互いのチームが似た雰囲気で、みんな優しい人たちだったので、やりやすかったですね。

本元:私たちもまさに同じ思いを持っております。和気あいあいとプロジェクトを進められたことに感謝しております。

ヘフティ様:リニューアルした自社サイトは、お客様にとって使いやすく役に立つツールとして育てていきたいと思います。お客様に満足いただけるサービスを提供したいという思いはNRIネットコムさんと同じ。ご支援をいただきながら、見習いたいと思う場面も多くありました。私たちもお客様に寄り添うパートナーとして、今後もより良いサービスの提供に努めてまいります。

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