アナリティクス

Googleアナリティクス360移行で運用効率改善・データドリブンマーケティング推進を実現

株式会社ベルーナ様

ベルーナグループは、「お客様の衣食住遊を豊かにする」という経営理念の下、1968年の創業以来「顧客志向・顧客密着」を合言葉に、通信販売を中心として、多様なサービスを展開しています。

中心事業である総合通販事業で提供するWebサイトをはじめ、グループ各社のアナリティクスプラットフォームとしてGoogleアナリティクス360(以下GA360)を採用した事例をご紹介します。

移行前の課題

ベルーナ様では、アナリティクスプラットフォームとして別ツールを利用していましたが、下記のような課題を解決するため、2017年8月にGA360への移行検討を開始しました。

  1. 既存ツールでは、KPI項目の定義が不明確な部分があったためKPI設定を明確化したい
  2. 既存ツールを使いこなせているメンバーが少ないため書籍やネット等での情報入手が容易で関係者が操作しやすいツールを導入し運用効率を改善したい
  3. Google広告を始めとしたプロモーションデータとの連携を強化しGAに一本化したデータで評価を実施したい

GA360への移行にあたって、複数のGoogle マーケティング プラットフォーム認定パートナーから提案を受け検討を行った結果、既存ツールからの移行方針を理解し、GA360データのDWH連携に必要なGoogle Cloud Platform(以下GCP)を活用した設計、開発能力を有し、かつ運用実行力があるパートナーとしてNRIネットコムが採用されました。

移行にあたり実施したこと

既存ツールからの移行にあたり、以下の点について検討・実行が必要となりました。

  1. GA、GTMの導入(サイトへのGTMタグ実装と計測設定)
  2. 既存ツールで取得していたデータ整理とGA360データとの整合
  3. GA360のカスタムディメンションによる取得データの検討と整理
  4. GA360の拡張eコマース機能を利用したECサイト売上データと売上までの購買導線情報の取得
  5. GA360で取得したデータのDWHへの連携

まずは、GA、GTM導入の要件定義から開始し、ベルーナ様Webサイトから取得すべきデータ、取得したいデータなどを確認し、既存ツールからGA360へ移行した際のデータの整合性を取りながら要件を整理しました。
要件定義後に、GTMタグのサイトへの実装を行い、GAで取得するデータの設定を行いました。とくにベルーナ様特有のデータを取得するためにカスタムディメンション、カスタム指標の検討・実装を行いましたが、GA360ではカスタムディメンションを200個まで設定できるため、必要なデータを取得することができました。
その後、拡張eコマースの設定、GA360で取得したECサイト売上データなどをDWHへ連携するためのGCPの設計・開発を行い、初期導入を完了しました。

【GA360導入構成イメージ】

GA360導入後の効果

GA360導入前に課題となっていたKPI設定ついては、GAの目標設定を行い、新規会員登録数やお問合わせ数、カタログ請求数等の目標達成数・目標達成率などを明確化しました。また、目標到達プロセスを設定することで、お客様がどの項目で離脱することが多いのかを見える化し、Webサイトの改善等につなげています。

GAに一本化したデータ評価については、GA360とGoogle広告をシームレスに接続し、広告データとGAデータを連携して広告の効果測定を行い、Web広告の効率化を進めています。また、お客様へのメールマガジンや各種キャンペーンの効果測定をGA360で行うなど、データドリブンマーケティングを積極的に推進しています。
ベルーナ様では今後もお客様により良いサービスを提供するために、GA360をデータ分析基盤として積極的に活用していかれます。NRIネットコムはGoogle マーケティング プラットフォーム認定パートナーとしてベルーナ様のビジネスに貢献できるようサポートを継続してまいります。

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