スペシャルトーク SPECIAL TALK



NRIネットコムのコーポレート・ステートメントは「みたい、ミライを」です。
社会やお客様、私たち自身が目指す「ミライ」の実現に向け、リーダーたちがともに「ミライ」を描きたいのはどのような若手か。
次世代のリーダーたちにはどのような「ミライ」を託したいと考えているのか。
NRIネットコムのミライを担うリーダーたちが語り合います。
メンバー

2009年入社
システムアーキテクト/プロジェクトマネージャー
松本祐樹
大阪本社で現・生協ネットワーク事業部配属。プロバイダー担当を経て業務システムなど基幹システムに携わるように。プロジェクトリーダー等を務めたのち、東京本社に配属。DSXで現職に。三事業連携を推進していく。

2010年入社
ITコーディネータ
其田彩乃
入社当初から大学生協を担当。SEからキャリアをスタートし、2年半、システム構築運用等にも携わる。お客様先で中期計画の策定に関わるなどの経験から「お客様と何ができるのか」を考えられる人材になりたいと、企画営業職へ。

2010年入社
インフラエンジニア
上野史瑛
インフラチームオンプレミスのサーバー、ネットワーク等の構築運用を経て、約3年前からAWSやGCP等クラウド担当に。クライアント業務のほか、社内育成、AWSの認定パートナー業務等に携わる。
インタビュアー

2008年入社
プロジェクトマネージャー
喜早彬
コンシューマ向けスマートフォンアプリ構築、クラウドを利用したデータ分析基盤構築、商品判別の機械学習モデル構築PoC等、顧客企業の多種多様なプロジェクトを担当。技術広報としてネットコムのブランディング、プロモーション業務にも携わる。
チーム一丸となって、お客様にとっての最善を考える
-
- ここにいるメンバーは、NRIネットコムの中では若手リーダーとなりますが、皆さんはチームで働くうえで、どのようなことを意識していますか?
-
- 私は約3年前からチームを率いる立場に就くようになってきました。心がけているのは、お客様と直接話すのは私でも、常にチーム一丸となって動くこと。役割分担はしても孤立がないようにと意識しています。
-
- 其田さんは、「お客様と一緒に何ができるか」を重視していると思いますが、その点で、お客様のご要望に沿うために、チーム内で意見を戦わせることもあるのでは?
-
- はい。お客様にとっての最善を尽くすために、チームで議論します。その際、私はお客様に近い立場から「少し視点を変えて一緒に考えてみませんか」とチームメンバーに伝えることもありますし、エンジニアからは「これはできません」という意見が出ることも理解できます。そうした意見を摺り合わせながら、チームでより良いものを提案していくのです。
-
- エンジニアとしては、「技術的には可能でも費用や時間がかかる、無駄になる」という面があれば営業担当に伝えます。ただ、お客様により良いサービスを提供するというゴールは私たちも一緒です。それをお互いに伝え合うことが大事ですよね。
-
- 僕は約5年前にリーダーになり、進め方を変えました。それまでは、設計からコーディングまで自分で手を動かしていましたが、今は進捗管理や課題管理、リスクの管理などに集中し、まずはチームがスムーズに動けることを考えるようにしています。
-
- 僕は入社4年目にリーダーになりましたが、インフラエンジニアとして今も自分で手を動かすタイプですね。というのも、いざというときに技術的な判断ができるよう、先端の技術にキャッチアップしておきたいからです。プログラムコードが原因で遅れが出ているのか、テストが十分ではなかったのか、あるいはお客様側の問題なのか、などを俯瞰しながら、問題が起きている部分にカバーに入るようにしています。
-
- エンジニアとしての知識や経験があるからこそ、リーダーとして頼りがいがあるという点は共通していますよね。チームのパフォーマンスを最大限に引き出すために、工夫や意識していることはありますか。
-
- オンラインミーティングなどプロジェクトメンバー全員が参加するようなミーティングでは、開始5~10分前に入って雑談をします。本題に入る前のその時間に、意外と重要な話ができたり、いい情報を仕入れられたり、本音が引き出せたりすると感じています。
またミーティングでは1~2年目の若いメンバーにも、一度は発言するように声を掛けます。
-
- メンバーそれぞれの意思を尊重することが大事だと思っています。例えばシステムを作るにあたって「自分はこうやって設計・構築したい」という考えはそれぞれありますが、意見を出したメンバーが後輩で若いからと一方的に判断するのではなく、根拠を明らかにし、それが正しければその意見を尊重するようにしています。
-
- それができるのは、技術があるリーダーだからこそですし、それがNRIネットコムに入社してリーダーとして成長した人の強みですね。
お客様との雑談も大切な情報源。学び続けるリーダーに

-
- リーダーとして先輩方から受け継いできたことも多いですよね。私は「顧客目線である」ことを学びました。チーム内であれこれ考えすぎるより、お客様にまず話を聞くことで答えが見つかることも多いのです。これは間違いなく先輩の影響です。
-
- 僕は、先輩方が、打ち合わせでお客様先に伺った際、顔見知りの方に声を掛けたり、デスクに立ち寄ったりして関係を作っていく様子を見ていました。雑談の中に、些細なトラブルを回避するヒントが隠れていることもあり、ないがしろにはできません。今は、主にオンラインミーティングになりましたが、それでもなるべくアイスブレイクを入れています。
-
- アプリチームの先輩方の雰囲気づくり、話の進め方のうまさから学ぶことは多くありました。インフラチームではそれぞれ特定分野の深い知識を持っている人が多いのですが、先輩リーダーの「技術知識を身に付けながら上に立つ立場になっていく」姿勢は、受け継いでいきたいと思っています。クラウドチームは、セミナーなどに積極的に参加して社外のネットワークを構築しています。こういう対外的な活動も見倣いたいですね。
人の話をポジティブに聞ける若手は伸びる

-
- 今、仕事を一緒にしていて頼もしいと感じる、あるいは期待するのはどんな若手ですか?
-
- 今年、NRIネットコムの社員7名が、「2021 Japan APN Ambassadors / 2021 APN AWS Top Engineers」に選ばれていますが、若手のメンバーも資格取得に積極的です。AWS Top Engineersや認定資格は、社内ではなく第三者が技術を認定するもので技術力の証しですし、若手社員は、促されて動くのではなく、自らこういうものが必要だと考えて学んで力をつけていくところは、本当に頼もしいと感じます。
-
- 成長も早そうですね。
-
- 僕は加えて「質問力」を挙げます。わからないときに正直にそれを伝えて他の人に聞き、吸収し、お客様にもアウトプットできるようになっていく人は、より早く伸びると感じます。同じ部署ではない社員にもしっかりコミュニケーションを取り、教えてくださいと言えること自体がスキルだと思います。
-
- 確かに、「わからない」ことをネガティブにとらえるのではなく、人の話をポジティブに聞ける人は、次に自分がどう行動すべきかを考えられる印象がありますね。注意されることがあったとしても、注意する立場の人の大前提には、彼らを成長させたいという思いがありますから。
-
- だからこそ、若手が伸び伸びと意見を出せるような雰囲気にしたいと思いますね。
-
- 年次ではなく、やりたい思いが強い人が主体となると、社内の空気にもっと活気が出ますね。
-
- 年次が上がると誰もがプロフェッショナルになれるという世界でもないですから、それぞれの特徴、色を尊重し、積極性を持って前向きに仕事に取り組む人にはどんどん伸びる機会が与えられるといいように思います。自分の色を持てると、自信になりますから。
-
- 本当にそうですね。実は私自身も、最近やっと会社の中で自分の居場所がわかってきたように感じます。入社後、自分の色がわからないままに、様々な研修を受けたりお客様先に伺ったりすることもありました。それがいつしか、自分の色はこうだとわかってくると、自信がつき、一つひとつの仕事に意味を見出せるようになると思います。
-
- 始めからスペシャリストとしてカラーを持つ人と、最初はわからなかったけれどだんだんわかってくる人、どちらにも対応できる会社だと思います。そういう二層の人たちが一緒に仕事をすることで、良い効果が生まれる面もありますね。
突拍子のないアイデアも形にしていくことを期待

-
- そうした環境づくりを「私たち」がしていくとして、これからの世代にはどのようなNRIネットコムの「ミライ」を描いてもらいたいですか?
僕自身はこれからの世代には、SIerとして多種多様なお客様の案件でNRIネットコムが蓄積してきた知見やITの使い方を生かし、かつ先端技術への感度を高めてほしい。そうすることで、お客様に貢献するだけでなく、一緒に成長し、世の中を豊かにすることもできると考えています。
-
- 僕は、5年後、10年後にどうなっているかという「ミライ」を、会社での活躍だけでなく、プライベートでも明るい「ミライ」を描きながら、仕事をしてもらいたいですね。
-
- 少し具体的な話になりますが、エンジニアとしては、システムを作ることをゴールにするのではなく、このお客様に対してこのシステム作ると、それを使う人たちが出てきて、その結果世の中がこういうふうに便利になる──そうした「ミライ」を描くといいと思います。そのためにはどういう勉強、成長が自分に必要なのかということをトータルで考えながら、取り組み、学習して成長することで、ビジネスも成り立っていくと思います。
-
- 私もやはり、仕事は降ってくるものではなく、成長したい、こういうことをしたいと自発的に動ける人であってほしいと思っています。特に若い人は、頭が柔らかく、時には突拍子もない発想も浮かぶと思うんです。その突拍子がないものを形にできる環境をNRIネットコムで作ってほしいですね。
好きなこと、熱中することに打ち込むことが将来につながる

-
- 学生の皆さんには、社会人になる前に、今しかできないことをしてほしいですね。今を謳歌することは、社会人になったときに必ず生きてくると思います。
-
- 将来を気にして何かをするのではなく、何でもいいので、好きなこと、熱中することに打ち込んでください。それが将来につながると思います。
-
- 学生の皆さんは、僕らと違い生まれたときからデジタルに触れている世代です。僕ら世代が学習して身につけた専門性をすでに持っている状態とも言え、感覚が違うと思っています。その感覚を活かせると思える会社を数多く見たうえで、NRIネットコムが一番活かせそうだ、雰囲気が合いそうだと思ったら、一緒に仕事ができるようになれば嬉しいですね。
