

クラウドエンジニアから見た
NRIネットコム
近年急増しているクラウド案件。
当社でも多くの案件を担当させていただいており、キャリア入社されたクラウドエンジニア達も大活躍しています。
今回はその中から代表して2名の社員に、キャリア採用ならではの、 仕事観や、当社の当社の印象について、当社を代表するAWSのスペシャリストがお聞きしました。

和田 将利
Webインテグレーション事業部
基盤デザイン課2020年キャリア入社
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル大阪の基盤チームにてAWS関連のプロジェクトに従事。

栗田 茉緒
クラウド事業推進部 クラウドアーキテクチャ課2021年キャリア入社
東京にてクラウド関連のプロジェクトに従事。技術広報として、ウェビナー開催や技術ブログの運営等、ネットコムのブランディング、プロモーション業務にも携わる。

上野 史瑛
ITSデザイン事業部 基盤デザイン課2010年新卒入社
AWS認定 全12個取得 / Japan APN Ambassador入社以来、東京配属。ネットコムのAWS事業を牽引するスペシャリスト。

専門性を高め、クラウドのスペシャリストを目指す

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上野
NRIネットコムは、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)を活用した総合的なシステムソリューションを得意とし、社内には経験豊富なスペシャリストがたくさん在籍しています。クラウドエンジニアとしてキャリア入社されたお二人に、キャリア採用ならではの、仕事観や会社の印象についてお聞きしたいと思います。まず、NRIネットコムに入社したのはいつですか?
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和田
2020年6月に入社し、大阪本社のWebインテグレーション事業部に所属しています。NRIネットコムは4社目で、前職ではオンプレミスのインフラエンジニアでした。データセンターでハードウェアを扱う仕事もしていましたが、より上流のレイヤーで経験を積みたいと考えて、転職までにプライベートクラウドの運用やOS、ミドルウェアを管理するサーバ寄りの仕事にシフトしていました。
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栗田
私は2021年4月に入社し、クラウド事業推進部に配属されました。転職は2回めで、1社めの大規模SIerではオンプレミスサーバのエンジニアをしていました。データセンターでLinuxやWindowsサーバの面倒を見たり公共系システムのインフラ構築やサーバリプレースといった案件も経験しました。2社めで、AWSを利用したインフラ業務を担当して以来、クラウドを扱うサーバエンジニアとして業務に従事しています。
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上野
オンプレミスのエンジニアとしてキャリアを積んできたお二人が、NRIネットコムではパブリッククラウドに特化した人材として活躍しているのは興味深いですね。クラウドに方向転換したきっかけは何ですか?
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和田
自社サーバでシステム基盤をチューニングするハードウェアレイヤーの仕事には、それなりにやりがいを感じていましたが、当時、多くの企業がパブリッククラウドを推進するような流れが出てきました。そこで「クラウドにシフトするなら、新しい環境で挑戦すべき」と考えて、転職することにしました。
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栗田
私はAWSを業務で使い始めたことから勉強会に参加するようになり、クラウドサービスを学ぶうちに、クラウド中心の仕事をしていきたいと考えるようになりました。実は勉強会で今の部署の部長と知り合い、技術者同士の交流をするなかで「転職を考えているんです」と話したら、NRIネットコムを勧められたのです。事業内容を調べてみて、クラウドをメインにやっていきたいという希望を叶えられそうだと思い、キャリア採用に応募しました。

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上野
実際に入社してみて、クラウドエンジニアとしてのキャリアアップができると感じていますか?
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栗田
私は、AWSとGCPを利用しているお客様のサポートと構築支援を担当していて、現在は、ほぼ完全にクラウドのエンジニアという立場です。GCPを使った案件ではシステム設計にも携わり、Google BigQueryを利用したりしています。AWSを使うのは初めてではありませんが、提供されているサービスが200くらいあるので、今まで触れたことがないサービスがまだ大量にあるんです。入社してから、それらのサービスに接する機会が格段に増え、スキルの向上につながっていると実感しています。
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和田
私も、今担当している案件ではAWSしか扱っていません。既存のリソースからAWS CloudFormationでテンプレートを作成したり、AWS Lambdaを使って運用改善のスクリプトをPythonで書いたりしています。時間制限がある中で一から負荷試験の環境を構築したので大変でしたが、良い経験になりました。エンジニア歴の中でも、NRIネットコムにいる今が一番コーディング量が多いと思います(笑)。

お客様と共にビジネスを作り上げるエンジニアとして
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上野
NRIネットコムで担当している現在の業務と、これまでに経験した転職前の業務では、どのような部分に違いを感じていますか?
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和田
現在は、お客様のWebサービスに関わるシステム構築、セキュリティの強化、チューニング、運用改善などを、日々お客様と対話しながら行っています。担当しているお客様が要件を決めてからシステムを作るというより、アジャイル開発で機能改善や新しいシステムとの連携を進めていくスタイルなので、こちらから提案もしつつ、一緒にサービスを作っていくイメージです。仕事の進め方は担当する案件によって異なりますが、コミュニケーションの面であまり気負わず、対等な立場で仕事ができるというのは、良い意味で予想外でした。
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上野
和田さんは特定のお客様の総合的なパートナーとしての業務ですが、栗田さんは私と同様、多くのお客様を担当していますね。
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栗田
はい。さまざまなお客様を担当していて、すでに運用されている既存システムに対する改善の要望や問い合わせを受けることが多いですね。インフラ系の対応をするという点では前職と同じなのですが、技術を提供する先が社内のエンジニアからお客様に変わりました。前職は自社でシステムを作っていたので社内での対応が中心でしたが、今はお客様の事業に対してサービスを提供している立場であり、より明確な説明責任など、以前とは違った心構えが必要だと感じています。
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上野
自社の事業でシステムに関わるのと、SIerとしてお客様にサービスや技術を提供するのでは、仕事に対する視点も違ってきますね。私はこれまでにさまざまなお客様を担当してきて、多様なアーキテクチャを知ることができたのですが、これはSIerとしてメリットの一つだと思います。実現したいビジネスによって最適なアーキテクチャは変わってくる、ということが非常に勉強になりました。
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和田
そうですね。私は自社サービスを提供する会社にいましたから、それは痛感しました。それと、前職では売上を重視するあまり許容範囲を超えて仕事を振られることも多く、「できない理由」をよく考えていた気がしますが、今では「いかに効率的に実現するか」と考えるようになりました。お客様と一緒に仕事を進めると言っても、お客様はできるだけ予算を抑えたいのが当然ですから、基本的には予算の範囲内で、知識とスキルを最大限に活用し効率的にやりたいことを実現するのが、私たちの役目だと思っています。

成長し続けられる、程よい刺激と充実したサポート環境
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上野
社内の環境はいかがですか。働きやすさや職場の雰囲気など、入社前と後で印象は変わりましたか?
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栗田
入社前は、NRIグループということもあって、もっと堅い会社かなと思っていました。スーツ着用が必須とか、年功序列で年長の社員の言うことは絶対、とか(笑)。
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和田
企業のお客様にサービスを提供するSIerなので、スーツはもちろん、業務もきちんと手順を踏んで進める感じだろうと想像していました。でも実際は、服装はかなり自由だし、要件定義が終わっていない段階から、「こういうビジネスをやりたい」というアイデアをお客様と一緒に整理していくことができる、フレキシブルなサービスの提供を強みとする会社でした。
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栗田
社内に優秀なスペシャリストが多く在籍していて、技術的な相談がすぐにできるのも非常にありがたいです。上野さんのようなAWSのアンバサダーに「ここ、ちょっと教えて下さい!」と気軽に質問できる環境はなかなかありませんよ。自分からやりたいと言えば、スキルアップにつながるプロジェクトに参画させてもらえたり、資格取得のための支援も手厚く、成長のためのサポートが充実していると実感しています。
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和田
アンバサダーやトップエンジニアに認定された方が多数いることは、キャリア入社のエンジニアにとって良い刺激になります。また、社員が皆、穏やかですよね。仕事に集中しやすく、エンジニアが働きやすい環境だと思います。一方で、一人ひとりが専門性の高いスペシャリストであるためか、各々のナレッジをどこかに蓄積して共有するという発想が今までなかったのかな、と思います。社内における技術的な知識と情報の共有が整備されれば、全社的により生産性が上がるのではないかと感じています。

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上野
たしかに、独立した事業拠点とはいえ、東京と大阪の情報共有は今後の課題だといえるでしょう。勉強会や座談会などを企画して、社内エンジニアの交流を深めていけるといいですね。最後に、クラウドエンジニアの視点から、どのような人がNRIネットコムで活躍できそうですか?
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栗田
社内でクラウドのプロフェッショナルは役職クラスの方が多く、中堅が少ないと聞きました。NRIネットコムではAWSパートナー向けのセミナーも受講できるし、入社してからAWSのスペシャリストを目指すことも可能ですから、クラウドの技術を極めたいと考える幅広い年代のエンジニアに来ていただきたいと思います。
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和田
インフラ系に転向したいアプリケーションエンジニアは、当社が主軸とするWebシステム開発におけるシステムアーキテクトやSREのような仕事に適性があると思うんです。しかも最近のアプリケーションエンジニアは、開発のテスト環境をAWSで構築するなど、すでにAWSに馴染んでいる方も少なくありません。NRIネットコムでは、経験豊富なメンバーがサポートしてくれるので、ステップアップしたいエンジニアにはぴったりなんです。私たちも常に新しい課題に取り組んでいるので、一緒に成長していけたら、と思います。


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