アプリケーションテスト on AWS

実際にユーザーが利用するデバイスを用いたテストを、Amazon Web Services(以下「AWS」)のクラウド上で実施するための環境を構築するサービスです。網羅的なデバイス管理やテスト工数増大といった課題を解決し、開発スピードと品質の向上を同時に実現します。
AWSのサービスでアプリケーションテストを支援
実機を用いたアプリケーションテストの課題は、様々な機種のデバイスを網羅して所有・管理しておかなければいけないことにあります。 機種×OSバージョンの組み合わせでプロジェクトごとにテスト用の実機を用意するためには、数十から数百といった非常に多くの実機が必要となります。
さらに、実機を用いたテストでは、アプリケーションのインストールからテスト結果の取得まで、常に人による操作が必要となり、テストの長期化や工数増大の大きな要因となっています。
NRIネットコムではJenkinsのようなCIツールとAWS Device Farmを組み合わせたノウハウを提供することで、デバイス管理とテスト工数の問題を解決します。
■AWS Device Farm とは
AWSが提供するDevice Farmでは、AWSが所有し管理している様々な機種のデバイスにインターネット経由でアクセスし、アプリケーションをインストールして操作することが可能です。
また、コーディング不要のテストシナリオを設定できるだけでなく、事前に実装しておいたユニットテストやUIテストを複数のデバイス上で自動実行することもできます。
実行したテストの結果は、スクリーンショットや動画、ログなどの形式で出力され、アプリケーションテストに必要なすべての工程が、ワンストップで完全に自動化されます。
NRIネットコムで開発・提供しているペーパーレスソリューション『モバイル会議』でも、このDevice Farmを開発ワークフローに組み込み、下図のようなCI・テスト環境を構築することで、スピード感のある高品質なアプリケーションテストを実現しています。
<『モバイル会議』で構築したCI・テスト環境のイメージ>

『モバイル会議』はWindowsとiOSの両OSをサポートしていますが、iOSアプリケーションでの利用が最も大きな比率を占めています。iOSアプリケーションは開発サイクルにスピードが求められるため、テストの品質担保・実施期間の短縮化が重要なポイントとなります。
この品質の担保のためには、内部ロジックに対するテストだけでなく、実機での画面テストの実施も必要となりますが、iOSデバイスには多数の画面サイズがあり、かつ数世代に及ぶOSバージョンをサポートしなければなりません。これらを実機の手動テストで実施すると非常に多くの時間が必要となってしまいます。
そこで、NRIネットコムではDevice Farmを開発ワークフローに組み込むことにより、これらのプロセスの大部分を自動化し、多くのお客様に良質でユーザフレンドリーなアプリケーションを常にご提供できるようになりました。

※図中で使用しているロゴマークの権利はそれぞれの所有者に帰属します
※Jenkins: https://jenkins.io/
■『モバイル会議』の導入事例
![]() 導入インタビュー かながわ信用金庫様 |
![]() 導入インタビュー 株式会社AIRDO様 |
![]() 導入インタビュー 日本ハム株式会社様 |
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