【満員御礼】パナソニック、Google、NRI協力。「デジタルマーケティング戦略セミナー」開催報告

2015年7月13日、14日の両日、パナソニック、Google、NRI協力 デジタルマーケティング戦略セミナー「Google プラットフォームを活用するデジタルマーケティング戦略の実践」を開催し、予定人員の2倍を上回るお申し込みをいただき、各日満席のご来場をいただきました。
野村総合研究所の日戸 浩之氏、Googleの中村 賢司氏、NRIネットコムの山田 輝明、そして特別講演として、パナソニックの鐵 祐子氏を迎え、野村総合研究所、Google、NRIネットコムによるデジタルマーケティングの概要や事例、パナソニック様による、「Google アナリティクス プレミアム」の活用事例をご紹介しました。

第1部:実践段階を迎えたデジタルマーケティング

NRI日戸氏からは、NRIが考えるデジタルマーケティングの定義、捉え方をはじめ、先進企業の事例、ユーザー視点から見たデジタルマーケティングのあり方、それに対応する組織、役割についてお話いただきました。

まず日戸氏は、「現在、オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアなどのデジタルメディアを活用した取組みにより、直接の顧客接点をもって顧客との関係構築を主体的に図ることが可能になっている。さらにその顧客接点はデジタル化されており、顧客データが蓄積されることを通じて、新たなマーケティングの取り組みが実践されている。」と現状を整理。デジタルマーケティングの環境の変化、動向から、ネットとリアルの融合に取り組む企業の事例や、電子マネー・自動車の走行情報・消費者の店舗内導線など、様々な情報がデジタル化され、それを活用した商品開発、販売促進の施策がうたれている事例をご紹介いただきました。

また、これらは単なるデジタル領域の施策にとどまらず、マーケティング全体の最適化に関わってくると課題提起。多様化、デジタル化が進む顧客接点に対して、顧客のチャネル横断での行動が広がっている現状のデータを見ながら、ユーザーエクスペリエンスを提供、向上させることの重要性が提示されました。
最後にはデジタル化され、データとして蓄積される顧客情報の分析、デジタルアナリティクスをマーケティングのPDCAの中でいかに取り込み、活用していくか、日本企業のマーケティング組織の課題とあるべき姿や解決策を提案、さらに組織に求められる人材として、現場力とコンサルタント的スキルを持つ日本型データ・サイエンティストの必要性を提言いただきました。

第2部:Googleプラットフォームの実践活用 ~Google アナリティクス プレミアム と DoubleClickの連携活用例~

Google中村氏からは、Googleが提供するマーケティングプラットフォームの全体像、特にデジタル広告メディアで起こっている進化についてお話頂きました。プログラマティックとは何か、目指すべきマーケティングの実現には何が必要か、といった点についてポイントを絞ってご紹介いただきました。

プログラマティックという広告テクノロジーにより様々な状況にリーチし、最適なタイミングで、最適なメッセージを最適なフォーマットで届けることが可能になっていること、しかし一方でデジタル広告の運用は煩雑になり、データは分断されている。見込み客がどういう流れで顧客に転換したのか、一元的に ”カスタマージャーニー” を把握/分析できない点を課題として挙げておられました。
これらの解決策として、提示されたのが、Googleが提供するDoubleClick Digital Marketing プラットフォーム。この統合プラットフォームを活用することで、デジタル広告のデータすべてを一元管理し効率化しチャネル横断で顧客視点の分析が可能になるというメリットを提案いただきました。

NRIネットコム山田からは、DoubleClick Digital Marketing プラットフォームとGoogle アナリティクス プレミアムを連携した場合のメリットを実践的な事例を挙げてご紹介。表示されるだけの広告の価値を見直すことの重要性や、連携することにより、今まで見えていなかったユーザーの動きが可視化できる点、アトリビューション分析により、広告の貢献度を再評価し、デジタル広告の予算、効果を最大化できるといった実践事例を挙げさせていただきました。

第3部:パナソニックのデジタルマーケティングを変えたGoogle アナリティクス プレミアム活用事例

パナソニックの鐵氏からは、パナソニック全サイトで活用されているGoogle アナリティクス プレミアムの導入の背景、導入後に変更した社内体制、導入によって得られた効果についてお話いただきました。2020年オリンピックの夢に向かって挑戦する若きアスリートたちを応援するプロジェクト「ビューティフルジャパン2020」や、地域に根ざしたマーケティング活動をオウンドメディア、動画、SNSをフル活用して展開するデジタル先進企業・パナソニックが、いかにデジタルマーケティングを徹底活用できる仕組みを作ってきたのか、という興味深いお話になりました。

パナソニックでは、2012年 松下電器からパナソニックにブランドを統一したのを期に、Google アナリティクスを全サイトに導入。その後、有料版のプレミアムを契約し、全社でGoogle アナリティクス プレミアムを統一ツールとして活用されています。導入前は、各サイト毎にデータを収集し、全社視点でのデータ分析ができないといった課題や各商品ごとにデジタル広告を展開していた課題があったそうです。
導入後、全社のデジタルデータが統合され、デジタルマーケティングに関わるデータ全体を可視化、デジタル広告に関わる体制も見直すなど、次々と対策を実施されました。そして全社を横断してデジタル広告のノウハウを蓄積し、ウェブデータを統合分析するチームを立ち上げ、統合データの活用を開始されたそうです。

結果、運用型のデジタル広告のPDCAサイクルが確立され、現在では仮説、検証に基づくデジタル広告を実践しておられます。予算効率の悪い広告を早期に見つけ出すことなどにより、予算の最適化も図れてきている状況とのお話をいただきました。 しかし、まだ課題も残っており、デジタルマーケティングを社内で支えていく人材の必要性、デジタルだけではなく、マスも含めた広告の最適化などにも取り組んでいくと、今後の方針もご紹介いただきました。

あいにく梅雨明け前で、蒸した天気となりましたが、定員満員、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。残念ながら今回会場の定員のため、ご参加いただけけなかった皆様、大変申し訳ございません。ぜひ次の機会にご来場いただけると幸いです。
今回のセミナーで少しでも多くの企業のデジタルマーケティング活用が進み、ビジネス拡大に繋がる事に貢献できれば幸いです。

Google アナリティクス認定パートナー

NRIネットコムは、Googleが認定するGoogle アナリティクスの正式パートナーです。
これは、Google アナリティクスに関する高度な知識と経験、さらにJavaScript、Flash、PHP、CookieなどのWebに関する幅広いスキルを持つ企業であり、Google アナリティクスのアクセス解析に関する高いスキルを必要とするGoogle社の「Google Analytics Individual Qualification」試験の合格者が所属するなど、認定パートナーとしての厳格な条件を満たしている企業だけが取得可能な認定です。

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