弥生株式会社様 導入インタビュー

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開発本部 シニアプロジェクトマネージャー 山田達也様、開発本部 テクニカルリーダー 関藤寛喜様

開発本部 シニアプロジェクトマネージャー 山田達也様、開発本部 テクニカルリーダー 関藤寛喜様

導入の背景、要件

- 御社でクラウドサービスを導入されたのはいつからですか?

弊社は中小企業様や個人事業主様に向けた業務支援ソフトを開発・販売しています。主軸製品「弥生会計」はデスクトップアプリでした。2008年に現社長の岡本浩一郎が就任会見で「SaaSの新製品を開発する」という方針を打ち出し、2012年に「やよいの店舗経営オンライン」で初のクラウドサービスを開始しました。

このとき導入したクラウドサービスは米Microsoft Corporationが提供するAzureです。「弥生会計」がWindowsに対応したアプリケーションだったこともあり、既存のスキルを活用できるようにAzureを選びました。その後「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」「弥生会計オンライン」とサービスを開始し、2015年にはクラウド会計サービスのラインアップが全て出そろいました。

Amazon Web Services(以下AWS)契約の決め手

開発本部 シニアプロジェクトマネージャー 山田達也様

- AWSを導入することになった経緯を教えてください。

オンプレで稼働していたJavaとMySQLで開発したシステムに急激なアクセス増加が見込まれたため、システムを拡張する必要がありました。サーバを増強することも一つの案でしたが、オンプレでシステムを拡張していくとサーバの増築とインフラエンジニアやDBAの増員は免れません。このまま続けていたらリソースが枯渇するという将来的な不安があり、オンプレで稼働中のシステムをクラウドへ移行する検討を始めました。

ところが、このシステムで必須であるMySQLのPaaSサービスがAzureに存在しなかったため、MySQLのPaaSが使えてAzureと並ぶ代表的サービスであるAWSが候補に挙がりました。当面必要となるデータベースと付随サービスについて検討した結果、AWSが提供するAmazon RDSの機能と障害対応のサービスが決め手となり、導入することになりました。現在はAzureと併行して運用しています。

導入の効果

- すでにAzureをお使いでしたが、AWSの使い勝手はいかがですか?

仮想サーバを最適に設定できるスキルがあれば、AWSはかなり幅広い使い方ができそうです。ただ、細かく設定できるだけに、慣れるまでは何をどうすればよいか分からないという面もありますね。アプリ開発に限定すれば、シームレスなAzureが使いやすいかもしれません。Azureはアプリ指向、AWSはインフラ指向という印象です。

現在はAWSが提供しているさまざまなサービスを試しながら使っています。クラウド型仮想デスクトップの「Amazon WorkSpaces」や無料のSSL証明書サービス「AWS Certificate Manager」など、本番環境にはそぐわなくても開発業務に取り入れてみると便利だったというツールを見つけることがあるので、あまり躊躇せずに使ってみて、「困ったらNRIネットコムに聞けばいい」(笑)くらいの気持ちで、積極的にあれこれ触っているところです。

- AWSのプロバイダーとしてNRIネットコムのサポートはいかがですか?

大変助かっています。導入前に1ヵ月ほど、導入支援の技術サポートという形でコンサルティングをしていただきました。アーキテクチャを含めていろいろと相談させていただいたことでAWSがどういったサービスで、どのように弊社のシステムと馴染むか把握することができました。もし、このようなサポート体制がなかったら「何かあったら対処できない」という不安から冒険できなかったかもしれませんね。

AWSで「こういうことをしたい」と相談して相応のサービスを紹介してもらうこともあれば、まずは使ってみて分からなければ相談という、どちらのパターンもあります。いつも適切なアドバイスをいただき、ありがたいですね。

開発本部 テクニカルリーダー 関藤寛喜様

- 具体的に印象に残ったことはありますか?

導入支援のコンサルティングの時から、冷静で客観的な支援やご提案をいただけるので助かっています。使い勝手がどうかな?というオプションサービスには、あえて触れないベンダーもありますが、NRIネットコムは最初から「カタログにはこのように紹介されていますが完成度としてはまだ低めなので、もう少し静観しましょう」というアドバイスもして下さいました。我々だけではなかなか知り得ない情報をいただけるので、導入の事前準備も進捗がスムーズだったと思います。

導入に関して何か疑問点があれば、解消するための工数を確保しなければなりません。NRIネットコムの導入サポートがなかったら、これほど短期間での導入はできなかっただろうと実感しています。2016年の春頃から検討を始め、10月には正規のサービスとして稼働を開始という迅速な導入が実現できました。

- AWSの導入で困ったことはありますか?

導入までの期間も当初の予定通り進みましたし、技術面で困ったことは特にありませんでした。NRIネットコムのコンサルティングで進むべき道筋を示していただいたので、弊社としては安心して進めることができました。元々この案件はある程度のスピード感を持って進めたいという方針はありましたが、無理をしたわけではなく、着実なペースで終えることができたという感触があります。

というのも、弊社では、今回のAWS導入に関連する「あんしん保守サポート」というサービスは46万人のユーザーが加入しています。万が一トラブルが発生したら膨大な数のお客様が業務に支障をきたしますので、失敗はできないという緊張感はありました。そういう面で苦労もありましたが、結果的には大変満足しています。

- お客様の反応はいかがですか?

扱うのが会計データということもあり、デスクトップにこだわるお客様もいらっしゃいます。ただ、その重要なデータをローカルのデスクトップに保存していると、データが破損したりPC自体が壊れてデータが復旧できなかったりというリスクがあります。そこで、データを自動的にクラウドと同期するという仕組みを提供しています。クラウドにはこういった利点があるということに気づいていただき、お客様にはちょっと冒険していただいて、弊社としては今後さらにクラウドサービスで業務改善のお手伝いをしていければと考えています。

- NRIネットコムに対して何か要望はありますか?

クラウドは次から次へと新機能がリリースされ、我々だけではとても情報に着いていけないので、今後もフォローアップをお願いしたいですね。新しい機能を単体で説明していただくよりも「この機能が出てきたことによって、今まで使いにくかったこのサービスが活用できるようになります」というような、AWS全体の知識を蓄積されているからこそのご提案を今後は期待しています。

※Microsoft、Azure およびWindows は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※Amazon Web Services、AWS およびその他のAWS商標は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
※Java およびMySQL は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
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